旅と景色

f:id:wolfhinoki153:20200909162053j:plain

会津田島駅

どうも、ひのです

今日は、会津田島駅のレストランで、私が綴った文章を書きたいと思います。

 

目の前の景色は、とても綺麗だ。地元が山ということもあり、懐かしさを覚える。目の前の小さい山は、ちょうど漆のお椀を引っくり返して置いたみたいだ。レストラン内で流れる音楽は、何て言うのだろう。とても哀愁感が漂っているが、目の前の景色とマッチングし、心の中に静かで平和な空間が作られる。お椀というよりは、ちょっとした火山を彷彿とさせる、という表現が正しいのかもしれない。2曲目が流れた。これもいい。ポップ感がある。雰囲気や気分がアップテンポに変わる。このように味わうことも、旅の魅力かもしれない。音楽を聴くこと自体は、家でもできる。しかし、ここに来なければ、このような体験はできない。僕は、このように楽しむ人間だ。松尾芭蕉は、旅のことを書いている。「行き交う年もまた旅人なり」。あれは、一体何を伝えたかったのだろう。出会いなのか。「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり」。その土地での出会いを大切にしなさい、ということなのだろうか。いや、それ以上のことかもしれない。奥の細道を書き、俳句を書いている。この事実から考えると、自分の感性を使っている。となると、名作を作った偉人たちは、みんな人間。それぞれの感性を使い、作品を生み出しているに過ぎない。結局、僕たちは人間なのだ。そのように考えると、福沢諭吉の言葉は、このような意味でも的を射ている。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」。つまり、名作を生み出すのも、旅をするのも、最後はみんな人間。そこに差はない、ということなのではなかろうか。

 

では、今日はこれにて😉