この仕組み、英語ではとっても重要です!

 

 

皆さんこんにちは

ひのです。

 

ゴールデンウィークですね。

徐々に暖かくなっており、これから夏に向かっていきますね。

新学期が始まり、勉強に追われる日々が始まった人もいるのではないのでしょうか?受験とか、大学の講義とか。僕も大学生のころは、かなり大変でした。

 

さて、そんな中でも、大体必修になってくるのが、「英語」ですよね。やっと力を入れ始めたか、とも思っていますが、英語、話せない人が多いのではないでしょうか?中には、「文法事項が多すぎて、覚えるのが大変」って人もいると思います。僕自身中学のころまでそうでしたし、僕が塾講師時代にも、そのような生徒がたくさんいました。

そこで、今回は、最も基本となる「5文型」を紹介し、日々の英語の勉強に役立てていただければと思います。

ちなみにこの文法事項、実はとっても簡単で、英語ではもちろん、他言語にも応用がきくんですよね。こんなに便利なの、なんでもっと早く教えないんだろう、と思います。

では、始めましょう!

 

英語の根本ってこんなこと!

そもそも、英語って聞くと「お堅い文法」なんてイメージがあると思います。んで、真面目に机に向かって参考書を開き、がりがり鉛筆やシャーペンでノートに書いて、一生懸命やったものだけがたどり着けるもの、なんて思っている方も多いのではないのでしょうか?

 

実際は、そんなことは全くございません。

その逆です。

 

これは、あくまでも僕の経験からの考えなので参考程度に見てくださいね。海外とか行くとわかりますが、向こうだと、僕たちが日常的に日本語を話すような形で英語が話されているんですよね。しかも、関西弁や博多弁と同じように、実に数多くの方言が存在します。日本語よりも多くです。日本では、主にアメリカ英語が主流ですが、世界を見てみると、その国でのその方言交じりの英語が主流で、その主流同士が話しているんですよね。かくいう僕は、アメリカ英語に近い発音ですがww

まぁ、要は英語は「話す言語」なんですよね。まず、この認識になっていないのが問題なんですよね。そして、その根本にあるのが「一斉に文法の授業をする」という多くの学校が取り入れている授業形態なんですよね。

逆を言えば、話す練習をすれば、この「英語は話す言語である」という認識になります。んで、話す練習に大切なのが、「文型」なんですよね。

 

じゃあ文型って何?

では、文型とは何でしょうか?平たく言えば、「文の型」と文字通りの意味で、イメージだとお菓子の型のようなものです。これがとにかく重要。なぜかというと、この英語の文型、なんとすべての文が5つの型に分けることができるから、なんですよね。その点で、日本語よりもはるかに簡単なんです。つまり、英語は、この5つの型をマスターしてしまえば、他の文法は5文型の応用で学習できるんです

 

何と美しい学問なんでしょう!!

こんな美しくて実用的なことを、なぜか多くの学校では教えないんですよね。ここも問題点ですね。

しかし、今や学習はいつからでもできますし、今が最速です。

今ここで、5文型を学んでしまいましょう!!

 

英語はパーツの組み合わせ

実は、英語の文型には、使われるパーツがあります。「ん?何それ?」と思ったかた、いますよね。もちろん、最初から文型を紹介してもいいんですけど、それだとただの知識の羅列になってしまい、実用性がなくなってしまうので、まずは文型に使われる要素を紹介しますね。自動車の解体と同じようなものです。最小単位まで分けていってまた積み上げるという積分にも近いです。かの賢人アリストテレスも、自然学の序盤で「要素に分けることの重要性」を説いています。

 

英語の文型には「主語」「述語動詞」「補語」「目的語」「修飾語」という、これまた5つのパーツが使われています。順々に見ていきましょう。

 

①主語(S)

これは、「~は」「~が」を表します。例えば、「僕は/僕が」とか、「あの人は」とかの感覚で使います。英語で言うとSubjectで、頭文字をとって「S」と書きます。

 

②述語動詞(V)

これは、物事の動作を表します。また「~です/ます(is,am,are)」も述語動詞です。

英語ではVerbといい、頭文字をとって「V」と書きます。

 

③目的語(O)

次が目的語です。これは大体の場合において「~を」を表します。「リンゴを」「あなたを」という形で使いますね。英語で言うと「Object」で、「O」と表します。

 

④補語(C)

4つ目は補語と呼ばれるものです。これは、主語や目的語に意味を付け加えるパーツで、「説明語句」と言われます。英語では「Complement」といい、「C」と表します。

 

⑤修飾語

最後は修飾語です。これは、厳密には文の要素ではないすが、このパーツも、文を理解するときに使えます。特に、長文では便利です。「M」と表します。

 

英語では、この5つパーツを並べて表現します。

しかし、ただバラバラに好き勝手並べていけばよいということでもありません。そこで、5文型の出番です。これらのパーツには、5つの並べ方があり、これを覚えて使えるようになれば、英語は半分崩したようなものです。

 

5つの文型

①自動型

一つ目は自動型と呼ばれます。これは「主語+述語動詞」という一番シンプルな組み合わせで、最も根幹をなす並べ方です。なぜかというと、これから紹介する残りの4つも、すべて最初に「主語+述語動詞」が来るからです。

 

使い方

I run in the park.(僕はこの公園で走ります。)

 

これです。ここではまず先に述語動詞を見つけていきましょう。この場合は、run、「走る」という意味の動詞です。そして、主語は述語動詞の前にあるので、「I」ということになります。「え?in the parkは?」となりますよね。は、これが修飾語です。つまり、この修飾語が「私は走る」に意味「公園で」を付け加えています。なので、「私は走る公園で」という語順になり「私は公園で走る」となるんですよね。

 

②説明型

これが二つ目の並べ方です。「主語+述語動詞+補語」というパーツを並べ、主語を説明する役目をはたすんですね。「ん?わからん」という人のために使い方をのっけておきます。

 

使い方

This song is so exciting!(この曲はとてもワクワクするね!)

 

今回の場合、まず主語が「This song(この曲)」です。そして、その後ろを見てみると、「is」があります。この「is」は、元の形がbeであることから「be動詞」と呼ばれています。この「be動詞」は「述語動詞」なんですよ。んで、この「is」、今回の文型だと「=」の役割を表すんですね。んで、さらに後ろを見てみると、「so exciting」があります。この単語の意味自体は「とてもワクワクする」という意味。となると、この文は「この曲=とてもワクワクする」という意味になるんですよね。

このように、この二つ目の文型は、「主語」と「述語動詞の後ろにある単語」が「=」関係になります

 

③他動型

3つ目は他動型と呼ばれ、先ほどのパーツを「主語+述語動詞+目的語」という順番で並べていきます。使い方はこうです。

 

使い方

I give this book to you.(君にこの本を上げるよ)

 

まず、述語動詞から探していきましょう。今回の場合は、だれが何をすんでしょうか?そうです。「私があげる」んでしたね?なので、述語動詞は「give(あげる)」です。んで、この述語動詞の前が主語ですから、「I」が主語です。

実はこれ、よく説明型とごっちゃにする人がいるんですけど、見分け方があるんですね。主語と述語動詞の後ろの語句を見て、「主語とイコール関係になるかどうか」で判断するとわかりやすいです。では、この「君にこの本を上げるよ」の「私」と「この本」はイコール関係でしょうか?

 

んなことないですよね?私=本になってしまっては大変なことになります。なので、これは、説明型、となります。

 

ここまで、ついてこれてますか?ちょっと疲れてきましたか?なら、いったん画面を閉じて、目を30秒ほどつむって休憩しましょう。

 

しましたか?では続き、行ってみましょう!

 

④授与型

4つ目は「授与型」と呼ばれるものです。これは、最初に出てきたパーツを、「主語+述語動詞+目的語+目的語」という順番に並べます。「ん?なんか二つあるぞ?どういうこと?」と思った方もいるでしょう。これは、名前の通り、対象となる人に何かを与えるときに非常に使います

 

使い方

I give her a Tokyo Disney Resort ticket.

(僕は彼女に東京ディズニーリゾートのチケットを渡した)

 

こんな場面、僕にも訪れないですかね?無理かww

まぁ、それは置いといて、こんな感じに使います。ここでポイントなのが、「彼女に渡した」、というところです。つまり、語順としては「人」「もの」という順番なんですよね。これは、覚えやすいかと思います。

 

⑤目的語説明型

さて、いよいよ5文型もラストです。最後は目的語説明型と呼ばれる順番です。最初に出てきたパーツを「主語+述語動詞+目的語+補語」と並べます。修飾語以外、全部並べる、ということになります。ところで皆さん、補語の役割を覚えていますか?

補足説明でしたね?んで、第2文型では、名詞を説明しました。この第5文型では、目的語を補足説明します。

 

使い方

I named this cat Hino.(僕、この猫をひのって呼ぶことにした。)

 

はい、どこかで見覚えあるような名前ですが、こんな感じで使います。ポイントとしては、この「this cat =Hino」となっていることです。ここで注目してほしいのは、あくまで「この猫=ひの」ということであり、「僕とこの猫」はイコール関係ではないことです。つまり、目的語=補語、となります。

 

 

いかがでしたか?この5つの形を、話しながら練習してみてください。もし練習相手がいないのであれば、発音するだけでもだいぶ違います。

 

ぜひ、試してみてください!

 

 

 

参考文献

大西奏斗、ポール・マクベイ(2011~2020) 『すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 一億人の英文法』 ナガセ

 

大西奏斗、デイビット・エバン(2020)『「話すため」に必要な英文の全パターンドリル 一億人の英会話』