好奇心

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庭の花

目の前では、庭の葉っぱが、風が吹く度に揺れて、ささーっと心地いい音を、僕の耳に届ける。気に咲いている花は、自分を主張するようにその顔を、曇り空に向けている。虫の音が、僕を安らかな気持ちへといざなう。と思えば、他の住人の声が、話し声が耳に入る。みんな、それぞれの生活をしている。彼らには彼らの生活があり、僕には僕の生活がある。僕が一番好きなのは、虫の声である。彼らは決まって、夕方にどこかから現れる。と書いていると、目の前に猫が現れた。突然のことで驚いた。僕は彼をニャン太と名付けよう。白とグレーの猫。ニャン太は、庭にある木で爪を研いでいる。僕に気づくと、姿勢を低くした。ニャン太、僕は怖くないよ。そんなことはつゆ知らず、彼は去っていた。人生は、何だろうか。突然のことの連続だ。それについていくには、柔軟な発想力が必要だ。僕は、変化や新しいものが大好きだ。だって、それがワクワクになるから。