この仕組み、英語ではとっても重要です!

 

 

皆さんこんにちは

ひのです。

 

ゴールデンウィークですね。

徐々に暖かくなっており、これから夏に向かっていきますね。

新学期が始まり、勉強に追われる日々が始まった人もいるのではないのでしょうか?受験とか、大学の講義とか。僕も大学生のころは、かなり大変でした。

 

さて、そんな中でも、大体必修になってくるのが、「英語」ですよね。やっと力を入れ始めたか、とも思っていますが、英語、話せない人が多いのではないでしょうか?中には、「文法事項が多すぎて、覚えるのが大変」って人もいると思います。僕自身中学のころまでそうでしたし、僕が塾講師時代にも、そのような生徒がたくさんいました。

そこで、今回は、最も基本となる「5文型」を紹介し、日々の英語の勉強に役立てていただければと思います。

ちなみにこの文法事項、実はとっても簡単で、英語ではもちろん、他言語にも応用がきくんですよね。こんなに便利なの、なんでもっと早く教えないんだろう、と思います。

では、始めましょう!

 

英語の根本ってこんなこと!

そもそも、英語って聞くと「お堅い文法」なんてイメージがあると思います。んで、真面目に机に向かって参考書を開き、がりがり鉛筆やシャーペンでノートに書いて、一生懸命やったものだけがたどり着けるもの、なんて思っている方も多いのではないのでしょうか?

 

実際は、そんなことは全くございません。

その逆です。

 

これは、あくまでも僕の経験からの考えなので参考程度に見てくださいね。海外とか行くとわかりますが、向こうだと、僕たちが日常的に日本語を話すような形で英語が話されているんですよね。しかも、関西弁や博多弁と同じように、実に数多くの方言が存在します。日本語よりも多くです。日本では、主にアメリカ英語が主流ですが、世界を見てみると、その国でのその方言交じりの英語が主流で、その主流同士が話しているんですよね。かくいう僕は、アメリカ英語に近い発音ですがww

まぁ、要は英語は「話す言語」なんですよね。まず、この認識になっていないのが問題なんですよね。そして、その根本にあるのが「一斉に文法の授業をする」という多くの学校が取り入れている授業形態なんですよね。

逆を言えば、話す練習をすれば、この「英語は話す言語である」という認識になります。んで、話す練習に大切なのが、「文型」なんですよね。

 

じゃあ文型って何?

では、文型とは何でしょうか?平たく言えば、「文の型」と文字通りの意味で、イメージだとお菓子の型のようなものです。これがとにかく重要。なぜかというと、この英語の文型、なんとすべての文が5つの型に分けることができるから、なんですよね。その点で、日本語よりもはるかに簡単なんです。つまり、英語は、この5つの型をマスターしてしまえば、他の文法は5文型の応用で学習できるんです

 

何と美しい学問なんでしょう!!

こんな美しくて実用的なことを、なぜか多くの学校では教えないんですよね。ここも問題点ですね。

しかし、今や学習はいつからでもできますし、今が最速です。

今ここで、5文型を学んでしまいましょう!!

 

英語はパーツの組み合わせ

実は、英語の文型には、使われるパーツがあります。「ん?何それ?」と思ったかた、いますよね。もちろん、最初から文型を紹介してもいいんですけど、それだとただの知識の羅列になってしまい、実用性がなくなってしまうので、まずは文型に使われる要素を紹介しますね。自動車の解体と同じようなものです。最小単位まで分けていってまた積み上げるという積分にも近いです。かの賢人アリストテレスも、自然学の序盤で「要素に分けることの重要性」を説いています。

 

英語の文型には「主語」「述語動詞」「補語」「目的語」「修飾語」という、これまた5つのパーツが使われています。順々に見ていきましょう。

 

①主語(S)

これは、「~は」「~が」を表します。例えば、「僕は/僕が」とか、「あの人は」とかの感覚で使います。英語で言うとSubjectで、頭文字をとって「S」と書きます。

 

②述語動詞(V)

これは、物事の動作を表します。また「~です/ます(is,am,are)」も述語動詞です。

英語ではVerbといい、頭文字をとって「V」と書きます。

 

③目的語(O)

次が目的語です。これは大体の場合において「~を」を表します。「リンゴを」「あなたを」という形で使いますね。英語で言うと「Object」で、「O」と表します。

 

④補語(C)

4つ目は補語と呼ばれるものです。これは、主語や目的語に意味を付け加えるパーツで、「説明語句」と言われます。英語では「Complement」といい、「C」と表します。

 

⑤修飾語

最後は修飾語です。これは、厳密には文の要素ではないすが、このパーツも、文を理解するときに使えます。特に、長文では便利です。「M」と表します。

 

英語では、この5つパーツを並べて表現します。

しかし、ただバラバラに好き勝手並べていけばよいということでもありません。そこで、5文型の出番です。これらのパーツには、5つの並べ方があり、これを覚えて使えるようになれば、英語は半分崩したようなものです。

 

5つの文型

①自動型

一つ目は自動型と呼ばれます。これは「主語+述語動詞」という一番シンプルな組み合わせで、最も根幹をなす並べ方です。なぜかというと、これから紹介する残りの4つも、すべて最初に「主語+述語動詞」が来るからです。

 

使い方

I run in the park.(僕はこの公園で走ります。)

 

これです。ここではまず先に述語動詞を見つけていきましょう。この場合は、run、「走る」という意味の動詞です。そして、主語は述語動詞の前にあるので、「I」ということになります。「え?in the parkは?」となりますよね。は、これが修飾語です。つまり、この修飾語が「私は走る」に意味「公園で」を付け加えています。なので、「私は走る公園で」という語順になり「私は公園で走る」となるんですよね。

 

②説明型

これが二つ目の並べ方です。「主語+述語動詞+補語」というパーツを並べ、主語を説明する役目をはたすんですね。「ん?わからん」という人のために使い方をのっけておきます。

 

使い方

This song is so exciting!(この曲はとてもワクワクするね!)

 

今回の場合、まず主語が「This song(この曲)」です。そして、その後ろを見てみると、「is」があります。この「is」は、元の形がbeであることから「be動詞」と呼ばれています。この「be動詞」は「述語動詞」なんですよ。んで、この「is」、今回の文型だと「=」の役割を表すんですね。んで、さらに後ろを見てみると、「so exciting」があります。この単語の意味自体は「とてもワクワクする」という意味。となると、この文は「この曲=とてもワクワクする」という意味になるんですよね。

このように、この二つ目の文型は、「主語」と「述語動詞の後ろにある単語」が「=」関係になります

 

③他動型

3つ目は他動型と呼ばれ、先ほどのパーツを「主語+述語動詞+目的語」という順番で並べていきます。使い方はこうです。

 

使い方

I give this book to you.(君にこの本を上げるよ)

 

まず、述語動詞から探していきましょう。今回の場合は、だれが何をすんでしょうか?そうです。「私があげる」んでしたね?なので、述語動詞は「give(あげる)」です。んで、この述語動詞の前が主語ですから、「I」が主語です。

実はこれ、よく説明型とごっちゃにする人がいるんですけど、見分け方があるんですね。主語と述語動詞の後ろの語句を見て、「主語とイコール関係になるかどうか」で判断するとわかりやすいです。では、この「君にこの本を上げるよ」の「私」と「この本」はイコール関係でしょうか?

 

んなことないですよね?私=本になってしまっては大変なことになります。なので、これは、説明型、となります。

 

ここまで、ついてこれてますか?ちょっと疲れてきましたか?なら、いったん画面を閉じて、目を30秒ほどつむって休憩しましょう。

 

しましたか?では続き、行ってみましょう!

 

④授与型

4つ目は「授与型」と呼ばれるものです。これは、最初に出てきたパーツを、「主語+述語動詞+目的語+目的語」という順番に並べます。「ん?なんか二つあるぞ?どういうこと?」と思った方もいるでしょう。これは、名前の通り、対象となる人に何かを与えるときに非常に使います

 

使い方

I give her a Tokyo Disney Resort ticket.

(僕は彼女に東京ディズニーリゾートのチケットを渡した)

 

こんな場面、僕にも訪れないですかね?無理かww

まぁ、それは置いといて、こんな感じに使います。ここでポイントなのが、「彼女に渡した」、というところです。つまり、語順としては「人」「もの」という順番なんですよね。これは、覚えやすいかと思います。

 

⑤目的語説明型

さて、いよいよ5文型もラストです。最後は目的語説明型と呼ばれる順番です。最初に出てきたパーツを「主語+述語動詞+目的語+補語」と並べます。修飾語以外、全部並べる、ということになります。ところで皆さん、補語の役割を覚えていますか?

補足説明でしたね?んで、第2文型では、名詞を説明しました。この第5文型では、目的語を補足説明します。

 

使い方

I named this cat Hino.(僕、この猫をひのって呼ぶことにした。)

 

はい、どこかで見覚えあるような名前ですが、こんな感じで使います。ポイントとしては、この「this cat =Hino」となっていることです。ここで注目してほしいのは、あくまで「この猫=ひの」ということであり、「僕とこの猫」はイコール関係ではないことです。つまり、目的語=補語、となります。

 

 

いかがでしたか?この5つの形を、話しながら練習してみてください。もし練習相手がいないのであれば、発音するだけでもだいぶ違います。

 

ぜひ、試してみてください!

 

 

 

参考文献

大西奏斗、ポール・マクベイ(2011~2020) 『すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 一億人の英文法』 ナガセ

 

大西奏斗、デイビット・エバン(2020)『「話すため」に必要な英文の全パターンドリル 一億人の英会話』

もしも英語が使えたら

 

はじめに

久々にはてなブログを開けたら、「もしも英語が使えたら」というお題が目に付いて、興味を持ったので書いてみよう。

 

とはいうものの、僕はある程度英語が話せるので、今よりももっと自由に英語を話せたら何をしたいかという視点で書いていきますね。

結論から言うと、「僕は英語で英語と数学を教えたい」、なんですな。

 

まぁ、塾講師時代を振り返ると、英語の需要というのは高いもので、生徒も躓くのは英語が多い。とかく、この日本では、英語教育上での問題点が多い、なんて思います。

 

では、その問題点って具体的に何でしょう?1つ目が試験、2つ目が話す回数が少ない、3つ目が間違えると恥ずかしいという思い込み、ですね。では、順々に書いていきますね。

 

①試験

まずはこれ。「試験があること」ですね。これ何で問題かとうと、「試験で点を取ること」が目的化してしますことがマズいから、なんですよね。実際に、佐藤優氏の『読書の技法』とか見てみると、「資格試験や大学入試に合格することが目的になっているから、試験に合格した途端に勉強する意欲を失う」ことが書かれています。つまり、「日常で使う」という意識がない。故に「英語・数学=がりがり机に向かってやる、難しくて、役に立たない」という考えが育ってしまうんですな。

 

②そもそも英語を話す回数が少ない

僕は、これが根本問題の一つだと思っています。文法ばっかしやって、実際に生の英語を使う回数が異様に少ないんですね。僕が中学生の頃もそうでした。メンタリストDaiGo氏の『科学的に正しい英語勉強法』なんか読んでみると、「海外では、英語は英語で教わる」なんて書いてあるんですな。僕も、大学生ん頃は、シドニーとロサンゼルスの海外研修に行きましたが、全部英語でした。つまり、英語漬けだ、というわけなんです。このようにして、英語に触れる回数があればいいですけど、それは、あんまりないですよね。これが深く根を張ってるんです

 

③間違えると恥ずかしいという思い込み

これも、根本原因の一つですね。この日本って、多くが「正しい答えを求める」じゃないですか。しかも、その「正しい答え」は「相手(上)にとっての正しい答え」ですよ。しかも、これが学校の時からあり、「間違え=悪」という安直な決めつけによって生徒が間違える機会を奪うんですよね。これを、生徒目線から見ると、どうなるでしょう。「間違えるんが怖いから何もやらない」という風に固まってしまうんです。いわゆる「完璧主義」です。メンタリストDaiGo氏の『究極のマインドフルネス』とか見てみると、完璧主義がいかに恐ろしいか書かれています。挑戦しなくなり、誠実性も下がるんですよ。これは人生において、かなりマイナスなことです。

 

じゃあどうするのか

そこで、英語で英語と数学を教えるなんですよ。そもそも、数学も記号と数字を組み合わせた言語なんですね。まず、日本語という第一言語を使っていないので、間違えは必須になってきます。それに、海外とか行ってみると、大体文法なんて無視。正しくは直すなんて思ってません。僕たちも日本語を話そうとするとき、正しく話すなんて逐一思いませんよね?それに、例えば、皆さんが渋谷かなんかで、片言の日本語で道を聞かれたとしましょう。その時皆さんは何とかして相手の言いたいことを聞いて、答えるじゃないですか。その時、片言なんて気にならないはずです。それと同じで、皆さんが片言の英語を話しても、向こうの方々は答えてくれます。なので、間違えて全然OKなんですよ。それに、英語で英語と数学を教えれば、英語と数学に触れる機会が増えます。

 

というのもあり、僕は、英語で英語と数学を教えたいですな。

 

参考文献

小学校の英語必修化でどう変わった?親が知っておきたい小学生の英語学習 | SODATTE(そだって)−子育てとお金の情報サイト−

佐藤優(2012~2020)
『読書の技法』
東洋経済新報社

メンタリストDaiGo(2018~2020)
『科学的に正しい英語勉強法』
DHC

メンタリストDaiGo(2020)
『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』
PHP研究所

 

勉強とスマホについて興味深いのを書いてくださっているのがあったよという話

やはり、スマホは勉強するときに成績に影響を及ぼすんですね~。これは、僕も前々からそうでしたが、読書やノート、勉強は紙のほうがいいと思っていたんですよね。なんでかっていうと、自分の手で書いたほうが頭の中を整理できるからなんですよね。

日本でも、スマホは悪みたいなのがありますが、勉強面ではそう言えるのかもしれないですね。

しかし、皮肉なことに、オンラインの学習システムが増えているのも事実です。これはどういうことなんでしょうか。そこで、教科書とノートで最初自分の頭で考えて勉強して、そのあとスマホなどのオンライン授業などを見てみるのはどうなのでしょうか。

あとはPCとかはどうなるんですかね~。

いずれにしろ、勉強や読書をするときは、なるべくスマホは電源切ったほうがいいのかもしれません。

僕は、わからなくなったらスマホでググってますがwww PCにしてみようかなww

 

参考文献

学校でスマホを禁止にしたら、そこそこ学生の成績が上がったよーという研究 | パレオな男

読書するということ📕

本は、集中して読むものなのだろうか。本は、僕たちに素晴らしい体験をもたらしてくれる。性格の本を読んだら、「自分もそうだろうか」「僕の過去の体験はこれが理由か」「恋人にはこのように接しよう」。つまり、色々なところに考えが行き着くからこそ、本は読む価値があるのではないだろうか。読書。「書物を読む」。言ったことを売って「読む」。売るということは、「外に出す」ということ。そう。「書物を読む」とは、「書かれたものを自分の勧化に混ぜ込んで外に出す」ということなのだ。読書が面白い理由はここにある。文字から。多くのことを外に出す。集中というのは「中に集める」。真逆だ。すなわち、読書は、集中して読むものではない。

運動って大切だし目安もばっちりってのを発見

脳機能って、僕とっても興味あって、前から脳を鍛えたかったので、この記事とっても嬉しい。

 

運動って、僕も常日頃からやっていて、毎日HITTをやるほど。

それに、運動は頭の回転も速くするし。

僕個人の考えをいうのであれば、企業で30分間の運動時間を入れてもいいんじゃないか、というほど、最近では運動の恩恵を受けています。

自分の体が徐々に大きくなり、今までの努力が実った形で、しかも目に見やすいので、マジで運動はお勧め。

 

この記事を読んで思ったことはこれくらい。

今は適応障害で実家で休んでいるので、朝起きたら1時間後くらいに30分歩いて、HIITやるか、HIITやった後に外に歩きに出かけるか。ちなみに、僕は一回の散歩時間が2時間を超えたこともあるので、30分じゃ短く感じるかも。でも、朝は弱いので、散歩してからHIITやるのがいいかもしれない。

 

そういえば、ジョン・J・レイティさんの本にも、運動して成績上がったって話もあるから、今からやるのも悪くないですな。とにかく、デスクワークの企業ほど、自由に運動できる施設を作ったり設けたりするのを僕は提案ですな。

 

それに、ストレスとも関係していますし。僕も、これからも運動して過ごします!!

参考

脳機能を1日中ブーストさせたいなら「朝に30分間の有酸素運動」が最強説 | パレオな男

適応障害になって感じたこと

 

今回の内容

今日は、適応障害になって、僕が感じたことを書いていきます。現在僕は、適応障害で休職中です(執筆時点 ※2021年6月)。

前回の記事で適応障害について書きましたが、ここ最近周りと話していると、どうにも腑に落ちないことが出てきたので、今回はそれについて書いていきます。

 

現在適応障害の方も、うつ病や、ADHDASDHSPなど感受性があまりにも高くて周りとうまく付き合えない方々など、情報をシェアできたらなと思っています。

僕個人の体験なので、参考程度でお願いします😊

 

 

適応障害になって感じたこと

①周りが真剣に話を聞いてくれない

適応障害になって最初に感じることはこれでした。周りに話しても、変なアドバイスをされることが何回かありました。僕の場合、適応障害は職場環境が原因で発症したのですが、そのことを、職場の上司に話しました。するとその上司は何と言ったかというと、「気の持ちよう」とか「新人だし最初はそういうこともあるよ。」だったんですね。休職する話もそうでしたが、「2日休んだ後、職場に来れたら来てね。休職するなんて勿体ない」と言われました。これは、僕は内心「そもそもそんなんで復帰出来たら精神科なんて受診してないし、適応障害も発症していない。」と思っていました。僕はアパート暮らしですがいわれたのが、「もしもう一か月休んだら家賃はどうするの。大変なんだよ?」という言葉も来ました。つまり、「十分休んだだろうから働きなさい」というものなんですね😢。「そもそも休めたかどうかは僕が決めることなんだから、そっちの主観で決めないでよ」と最近は思っています。好奇心がないというか、もう少しこっちの話も聞いてほしいものですね。よく「何かあったら相談してください。聞きます。」みたいなこと言われますが、口だけなのかなと、悲しみです😓。

 

②特定原因から離れて元気になったことを誤解される

これも感じました。適応障害は、ストレスからくる原因がはっきりするので、ストレス要因から離れると症状が落ち着くんですね。僕もその典型で 、職場環境から離れた途端、徐々に回復し、趣味である読書や運動、映画鑑賞ができるまで回復したんです。今でもそうです。しかし、周りと接していると、「思ったより元気じゃん」といわれるんです。これも、結構複雑で、僕はこの言葉の後に但し書きで「職場環境外では」と付け足したいです。そもそも、適応障害では、ある特定の環境に適応できないことが原因で発症するので、特定の原因から離れたら軽減するのは、あるんです。調べたのか調べてないのかはわかりませんが、適応障害本人には、上記のような言葉は、かけないでほしいものです。それに、僕の場合、かなり我慢して、もうどうしようもないときに精神科に行ったのですから。そして、このことを聞いてほしいのです。内心は、元気ではないです。

 

③自分を責めがちになったり精神科の先生にも言いにくいことがある

適応障害で休職して、しばらく経った時から感じました。「自分って、みんなができることで適応障害を発症した。僕は、ダメな人間なのかな。」と。 文字的に考えてみても、そのような思考になってしまいます。そして、再び病み始めるんです。「どうせ何やってもうまくいかない。こんな自分でごめんなさい」という、一種の罪悪感を覚えるんです。

他にも、精神科に行ったときに、「こんなこと言ってもいいのかな」「これは世間が許さないだろうから言っても、あんまり理解されないだろうな」と思うことがあります。例えば、朝弱いというのが典型です。人間には、生まれつきや遺伝子で決まる概日リズムである体内時計(クロノタイプ)が存在します。そして、僕は生まれつき夜型の人間なんです。つまり、午後や夕方、夜のほう仕事や勉強がはかどります。しかし、それを言っても、周りには「それはあなたの習慣がだめだから」「夜遅くまで起きてるから。早寝早起きしてれば治る」と言われます。日本では朝型のスタイルが常識となっています。これでは言いにくいですよね。最初の「真剣に聞いてくれない」にもつながりますが、このことを真剣に聞いてくれる人があまりにも少ないです。それに、アドバイスが欲しいなら最初から言いますし。それも含めて、言いにくいことや自分を責めることはありますよね。

 

④仕事のことを考えると悲しくなる

これは、ずっとそうです。そもそも、僕の場合、特定の原因にあたるものが職場環境そのものです。ゆえに、この休職期間が終わったら、またいかんきゃいけないのかと憂鬱な気持ちになり、気分が重くなります。そして、悲しくなります。さらに、職場が、労働環境に無関心であればなおさらです。これはあくまで僕の考え方ですが、「そもそも求人を出したり募集を出したりするのは企業なのであって、求人を出す以上労働環境を整えるのは企業の義務だ。確かに僕たちは労働力を提供するけど、それは、僕たちはっ労働力を提供する代わりに企業は労働者に対して給与と環境を提供する契約にお互い同意した上。故に、社員が職場環境に対して適応障害になったら、会社が真摯に話を聞き環境を整えるのが当然だよね」というのが、本来の姿ではないでしょうか。

このようなこともあり、同じ環境に戻ることに、激しく憂鬱感を感じるのです。 

 

適応障害での休職中にできるおすすめなこと

①読書

 本を読むことは、実はストレスを軽減させる効果があります。サセックス大学での研究によると、本に6分間夢中になることで、68%もストレスレベルが下がります。そのくらい、本は体にも脳にもいいのです。マイケルブレウス博士は上記の研究を出し、読書の大切さや有効さについて著書で触れています。僕個人の経験からもこれは言えます。本をゆっくり読み、著者の考えを参考にし、自分の世界に浸るのは、落ち着きますし、面白みを感じます。さらに、ストレスまで減ります。僕も空き時間にはよく本を読みます。おすすめです。

②運動

運動は効果的です。メニューによっては、長期間続けると、老化の抑制になりますし、メンタル強化にもつながります。さらに、頭の回転が速くなったり、脳の配線がつながり記憶力が向上したり、疲れにくくなったりします。僕も毎日、HIITに取り組んでいます。あれは毎日やるものではありませんが、毎日やると体がなまりませんし、体力づくりにもなりますし。

③日記

これは、日ごろの思考や起きたことを文字に残すことで、脳の中を整理できます。紙がおすすめです。自分の手を動かして書くことで、脳の考える速さをそののまま残すので、これは効果的です。僕も毎日書いてます。書くのが好きというのもありますが。1ページを一日で埋めたこともありますww(A4ノート)。また、精神科に行ったときに参考にできるものにもなります。かくいう僕も、人前で話すのは苦手ですし、そもそも人と会話するというのが苦手です。なので、この日記は重宝しています。

 

④休む

休んでいいです。そもそも休みが必要だから休んでるのであって、無理に体を動かしたりしても、体が壊れるだけです。運動のことを書いておいて矛盾と感じる方もいるとは思いますが、これは僕がやりたいからやってるだけなので、苦痛ではないです。しかし、無理にやると苦痛となります。ゆえに、「やばい」と感じたら、休みましょう。休んでいいです。何にもしないぼーっとする時間を作ったり、横になって寝るのもいいでしょう。もちろん昼寝はその人のクロノタイプにもよりますが。僕は、夜型というのもありますし、元から眠りも浅いので、昼寝はいらないかな😅

最近ハマっている本📕

今日は、読んで面白いと思った本の一部を紹介しよう。

同じ本の中を何か所か説明することもあれば、数冊を同時に紹介することもある。今日は一冊の中で面白いと思ったことを一つご紹介します。

 

最近僕が読んでいるのは、『失敗の科学』という本だ。

 

失敗に関して

これを読んでいるあなたにお聞きします。「間違えた」時、どのような気持ちになりますか?他者の目線を気にしますか?落ち込みますか?それとも、そこから学べることを考えますか?僕は失敗の内容にもよりますが、落ち込んでから学ぶ方ですかね(笑)

本書は、心配に関する人間の態度や考え方に焦点を当てた本。実は、業界ごとに失敗に関する態度や接し方に違いがあるんだそうな。まずそれに驚き。日本では、「間違えをするのはけしからん!恥ずかしい!」みたいな文化があるわけです。これは、自然なことだと僕自身は思っております。僕たち人間は、太古の昔、失敗したら食われて死んでいたような時代に生きていましたし、ネガティブを避けるように進化してきました。そのような視点を持つと、言い訳にも使えますが、それを科学的に切り込んでくるのがこの本であります。

 

何故言い訳をするのか

ところで、ここで、読んでいるあなたにもう一つお聞きします。何故、「言い訳」なんてことが起きるのでしょうか?ちょっと考えてみてください。失敗したとき「あの時はたまたま運が悪かっただけだ。」とか「今回のテストは自信がなかったし、しょうがないよね。」とか言いませんか?一部ポジティブシンキングにも近いですが、面白いと思いません?失敗すると、何故僕たちはこうも言い訳を言うのでしょうか?

それに切り込んでくるのが、マシュー・サイドさん。この本の著者です。彼によると、意外五なところに答えがありました。それは、認知的不協和です。これは、ある事実が起きたとき、その事実に関する解釈を脳で修正する、僕達の脳がもたらす現象です。例えば、あなたが川でおぼれている女性あるいは男性を助けたとします。その時、僕達の脳内では次のような処理がされます。

 

「自分は今、見ず知らずの人を助けた。なんでだろう?」とまず疑問に感じます。そして、次にこう思うのです。「あっ!そうか!あの人のことが好きだからだ!」

 

となります。これが、認知的不協和です。今回のはあくまでも別の書籍の例ですが、この本にも載っています。専門家がある政策から経済の予測をし、その予測が外れたとき、どのように反応するかというと、「いつとは具体的に書いていない。」、「今後はそうなる」などと解釈を変えてしまうのです。これが、人間の脳内で起きることなのです。

しかも、この認知的不協和、自分でも気づかないのです。これが、恐ろしいし、なおかつ面白い。僕も気づきません。一種のバイアスにも近いのでしょうか。

 

これを克服するには?

この認知的不協和、どのように解消すればいいのでしょうか?実をいうと、解消されません(笑)。こんなことを言うと身も蓋もないですが。しかし、だからといって希望がないわけではありません。ここからは僕の考えですが、勉強して意識することが大切でしょう。つまり、失敗して言い訳し始めたら、「今回の失敗、どのように修正しようかな?」「もし、数学者ならどう解釈するかな?」などと視点を変えることです。言い訳するよりも、よほど生産的ですし、合理的でもあります。

失敗したら、素直に認めるのが一番ですな。

 

参考文献

2016~2020

『失敗の科学』

 著者:マシュー・サイド

 翻訳:有枝春/株式会社トランネット